【夏の南八ヶ岳】硫黄岳・横岳・赤岳日帰り縦走登山|スリルと絶景稜線歩き

県の約8割が山地であり日本を代表する名山が集まる山岳県、長野県。
その長野県で夏はもちろん冬でも、登山初心者から上級者まで幅広い層を受け入れてくれる八ヶ岳。
八ヶ岳は個性的な山々が連なる山塊で、 標高3,000m級の鋭い岩峰が続く南八ヶ岳と、原生林や湖沼が神秘的な雰囲気を漂わせる北八ヶ岳という、二つの異なる顔を持つ人気の山域。
今回は標高3,000m級の鋭い岩峰が続く南八ヶ岳の人気縦走ルート(硫黄岳〜横岳〜赤岳)を日帰りで歩いてきました。

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美濃戸登山口〜硫黄岳〜横岳〜赤岳基本情報

icon-toggle-right登山ルート
美濃戸登山口▶︎(北沢ルート)赤岳鉱泉▶︎赤岩の頭▶︎硫黄岳▶︎横岳▶︎赤岳▶︎行者小屋▶︎美濃戸登山口(周回ルート)

 icon-toggle-right グレーディング

難易度体力度 スタート地点 最高地点コースタイム距 離↗︎標高差↘︎標高差
 C 4美濃戸/1690m赤岳/2899m 9時間48分15.3km 1480m 1480m
出典:「信州 山」のグレーディング」について
 icon-toggle-right 登山口・駐車場
icon-arrow-circle-right 登山口:美濃戸登山口
icon-arrow-circle-right 駐車場:赤岳山荘駐車場(¥1,000/日)

赤岳山荘駐車場スタート〜美濃戸登山口

7月26日(土)午前1時、真っ暗闇の中慣れぬ悪路に苦戦しながら赤岳山荘に到着。駐車場内はすでに満車。登山道へ向かう林道の両脇のスペースに空きがあり駐車。
午前2時過ぎには満車で引き返している車もあったので、夏の赤岳山荘への駐車を考えている場合は午前0時までの到着計画を!
信州の山グレーディングによるとコースタイムは約10時間。帰りの中央道渋滞に巻き込まれたくないでの14時には戻りたいので今回の計画は1時間巻きの

午前4時30分出発▶︎戻り13時30分予定(所用時間:9時間)

3時間ほど仮眠。ちなみにトイレは赤岳山荘の外トイレ使用可能です(1回¥100円)
▼4時36分赤岳山荘出発
寝れたのは正味2時間くらいかな。体の重たさを感じつつ赤岳山荘駐車場を午前4時30分スタート

▼赤岳山荘の駐車場(午前4時30分)。午前1時に到着した時点で満車。

▼駐車場内には停められず登山道へ向かう林道両脇にもスペース駐車。駐車料金(¥1000/日)の支払いは赤岳山荘の従業員さんが回収に来てくれるようですが、早朝出発で前払いはできず下山後赤岳山荘で支払います。

▼4時40分美濃戸登山口
歩いて5分弱で美濃戸山荘に到着。ここが今回の登山口「美濃戸登山口」で二手に別れます。

南沢:行者小屋、赤岳方面
北沢:赤岳鉱泉、硫黄岳方面

周回ルートでどちらからでも美濃戸登山口に戻利ますが今回は北沢ルート。理由は二つ
①メインの主峰赤岳は最後にとっておきたい。
②硫黄岳山頂から赤岳へ続く素敵な稜線を見ながら歩きたい

▼ということで北沢ルート(左手方面)を進みます。登山道は暫く苔むす林道歩きが続く

美濃戸登山口〜赤岳鉱泉

▼林道にはさすが八ヶ岳!ギンリョウソウの群生?始めてみた!別名ユウレイダケとも言うらしい。この名前の方がしっくりくる。

▼堰のある橋を渡ると本格的な登山道へ

▼橋を渡ると本格的な登山道が始まります。

▼北沢とだけあって沢に沿って進む。真夏は天然のクーラーで最高!

▼何本か橋を渡り

▼泥が跳ねないよう注意しながら渡り

▼木道を歩き


赤岳鉱泉は、林間、広場など300ほどテントを張るスペースの巨大キャンプ場
◯料金:1日1張り¥2000円
○予約:必要なく、場所は先着順

赤岳鉱泉〜硫黄岳

▼赤岳鉱泉から次は、赤岩の頭を目指します。登山道はこれまでと植生が変わりシラビソ林の中を進みます。赤岩の頭は南八ヶ岳(硫黄岳〜横岳〜赤岳〜阿弥陀岳)の峰々を一望できる絶景スポット!

▼初めは緩やかな登りでしたが徐々に急な勾配になって来ます。ゼイハーゼイハー

▼鎖場・梯子はありませんが赤岩の頭まで1ヶ所階段

▼ハイマツが出てきたらもう森林限界。赤岩の頭まであと一息!

7時6分 赤岩の頭到着
硫黄岳に掛かっていた雲が取れ始め姿を見せ始めました。最高の瞬間!!

▼いざ硫黄岳へ!登山道は急登ではなく比較的登りやすい。左下には八ヶ岳の緑豊かな山麓が広がり振り返ると南八ヶ岳の峰々が広がっています。(山頂からの方が素敵なのでこの先の画像で)
登るにつれ風の影響が出てくるのでウインドシャルを着ます。

▼山頂直下の短い岩稜帯。右手前方に硫黄岳山荘が見えて来ます。

▼この岩場を抜けるともうそこは山頂!

7時38分硫黄岳山頂到着
山頂からの北八ヶ岳の峰々!雲の上から頭を出した蓼科山まで見えてます!
▼山頂からの南八ヶ岳の勇姿!硫黄岳山頂はとても広く暫く南八ヶ岳の峰々を見ながら休憩。
ここ、ずっと居れる・・・。

▼せっかく硫黄岳山頂に登ったので爆裂火口もチェック!ちなみに爆裂火口と言われているが、山体崩壊によって形成された地形と考えられているようです。


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硫黄岳〜横岳

ここからが今回の山行の1番の歩きどころ!主峰赤岳へ続く稜線は絶景です!ただ1番の難所でもあり、台座の頭以降岩稜帯が地蔵の頭まで続き、鉄梯子、鎖場が連続。ヘルメット着用がおすすめ。

▼8時14分 硫黄岳山荘
硫黄岳山頂から下ること14分で硫黄岳山荘到着(山荘への宿泊のみでテント 場なし)

▼台座ノ頭への登り。そこそこ急

▼登り切ると一面に高山植物の女王「コマクサ」が広がっています

▼八ヶ岳のコマクサの花期は「7月中旬〜8月中旬」

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▼台座ノ頭からは岩稜帯が続くのでヘルメットを装着

▼今回のルートで1番の難所。足の置き場は狭く落ちたらヤバいところ。

▼スリルを味わいたければ足元をご覧ください!

横岳山頂〜赤岳山頂


▼8時51分 横岳(奥ノ院)到着

標高2830m。横岳は小ピークが連続しており、硫黄岳側から順に奥ノ院、無名峰、三叉峰と並んでいます。
▼横岳(奥ノ院)から主峰赤岳へ続く稜線。テンション上がってきた!!

▼岩場を進む。撮影画像に魚眼効果が加わっているので実際の登山道は見た目ほど細くないです

▼この先から鉄梯子も数カ所出てきます

▼心地よい天空の縦走路

▼横岳三叉峰(さんしゃほう)と読むようです。山の名前って読めないですよね〜。
最近やっと、「頭」を「アタマ」でなく「カシラ」と読む事を覚えました・・。


▼少し長めの梯子も

▼赤岳まではまだまだアップダウンが続きます

▼足元がザレていないのでしっかりグリップしてくれますでの安心

▼9時57分「地蔵ノ頭」到着
残すは主峰、赤岳!
▼10時2分 赤岳天望荘到着
赤岳天望荘は小屋泊のみでテント泊はありません。

▼赤岳アタックはここからが本番。主峰の名に恥じない急登が待ち受けています、
今回はガスが掛かってしまっていますが、天気が良ければ左手に富士山が見えます。

▼右手には緑豊かな八ヶ岳の森が広がっています。小さく赤く見えるのは「行者小屋」。

▼登山道はザレているので少し滑りやすい。背後には歩いてきた南八ヶ岳の峰々。

▼登山道は岩場に変化。また勾配もかなり急になり息が上がってくる

▼赤岳北峰の道標が見えて来たら山頂まであと少し!

▼10時26分「赤岳頂上山荘」到着
山頂は山荘の目と鼻の先!

▼10時27分「赤岳山頂(2899m)」到着
▼八ヶ岳連峰の最高地点。晴れていれば、富士山南アルプス、北アルプス、中央アルプス全て見渡せる絶景スポット!

赤岳山頂〜美濃戸登山口

下山は文三郎尾根を通って行者小屋へ。南沢ルートで美濃戸登山口を目指します。

▼文三郎尾根は岩場で鉄梯子、クサリ場の連続で油断は禁物!



▼阿弥陀岳と行者小屋分岐。正面に中岳そして阿弥陀岳。今回はかなり疲れたのでスルー。
来年テント泊2泊で南八ヶ岳全山制覇ややりたいと思います!
▼めちゃめちゃ急な階段。踏み外したら止まらなくなりそう・・・。

▼11時30分「行者小屋」到着

▼南沢ルートで美濃戸登山口を目指します。

▼登山あるある!山頂は曇っているのに下山すると腫れている!

▼南沢ルートも数カ所橋を渡って進みます。

▼12時45分「美濃戸登山口」到着
所要時間:8時間11分

今回のルート振り返り

美濃戸登山口からの南八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・横岳)縦走ルート。八ヶ岳ならではの苔むす樹林帯、森林限界越え、硫黄岳の柔らかい山容、硫黄岳超えてからは3,000m級の鋭い岩峰が続く稜線歩き。
そこに文字通り花を添えてくれた様々な高山植物。変化に富み飽きのこない面白いルート。今回登ったのは夏ですが紅葉シーズンも綺麗でしょうね♪
今回、日帰り縦走となりましたが、岩場歩きと、16kmという長距離でなので登山初心者の方には硫黄岳山荘、赤岳天望荘な山小屋での1泊2日の計画がおすすめです。

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