八ヶ岳冬の西岳~編笠山日帰り雪山縦走登山敗退記

憧れの雪山登山。初心者でもチャレンジできそうな山を探していたら、
複数のサイトで雪山入門からレベルアップに適している山と紹介していたのが八ヶ岳。

その中で特におすすめだったのが北横岳。

しかし神奈川県からマイカー移動だと時間が掛かり、ロープウェイを使うので金も掛かる。

そこで山梨県側からアクセスでき、ロープウェイを使わない初心者にも
おすすめという南八ヶ岳の編笠山への登山を計画。

ネットの情報で隣に西岳との縦走でも日帰りが可能とのことだったので
西岳~編笠山プチ縦走をすることにしました。

しかし考えは甘かった・・・。

八ヶ岳西岳・編笠山情報

西岳(標高2398m)・編笠山(標高2524m)が位置する八ヶ岳連峰の中で標高は低い方で、登山ルートは樹林帯を登っていくため崖などの危険個所もなく初心者にも登りやすい山。

山頂は共に開けており、天気の良い日には八ヶ岳の山々、南アルプス、
そして富士山まで見る事ができます。

また八ヶ岳連峰の最南端に位置し中央自動車道がらアクセスしやすい
のも魅力。

西岳・編笠山へ登ったら、権現岳や八ヶ岳最高峰2899mの赤岳への縦走など
登山のレベルアップにも適しているようです。

今回の登山ルート計画

日程:2018年12月24日
天気:曇り後晴れ(tenki.jp登山天気)

冨士見高原登山口(7:00)~(10:30)西岳(10:45)~(11:45)青年小屋(11:45)
~(12:15)編笠山(12:45)~(16:00)冨士見高原登山口

西岳・編笠山へは観音平登山口からのアクセスの方が所要時間は短いのですが、冬期車両通行止めとなっており冨士見高原ゴルフコース登山口からの登山となります。
登山口の標高は1300m、高低差は約1000m~1200m)

「登山口へのアクセス・駐車場情報」
電車

JR中央本線 小淵沢駅からタクシーで約15分
小淵沢タクシー(0551-36-2525)


「富士高原ゴルフ場」もしくは「富士高原スキー場」を目的地に設定
すると分かりやすい。中央自動車道小淵沢インター降りて約30分

駐車場は登山者用にも開放されていて約100台無料で駐車可能ですが、B-1
より先のゴルフコース寄りは駐車禁止。
トイレはB-1駐車場より下のA-1駐車場にあります。

八ヶ岳西岳~編笠山登山レポート

冨士見高原ゴルフ場駐車場に午前7時に到着し準備をし7時25分に登山開始。
予定より約30分遅れでスタート。

登山道は標識があるのですぐに分かります。

初めての八ヶ岳しかもソロ、しかも雪山なので少々不安でしたが、
前方に他の登山者がいるので少し安心。

前方に雪を纏った編笠山が見えてテンション上がってきます!
10分ほど歩くとゲートが出てきて登山ポストがあります。
長野県は登山届は義務なので必ず届け出しましょう。

なにもかも初めてなので、万が一の事を考えると出さない方が怖い・・。

7時55分 五叉路分岐に到着。ここで西岳、編笠山の分岐になります。
写真左方面、「西岳、不動清水」方面に進みます。

気持ちよい針葉樹の樹林帯の林道を進み、8時03分「不動清水」に到着。
不動清水は昔の八ヶ岳信仰によって不動妙を奉った場所で、
通年湧水していることから不動清水と名付けられたようです。
「長命水」「御手洗場」とも呼ばれたいたようです。

「御手洗場」という名前とは関係ないと思いますが公衆トイレが
あります。

この先トイレはありませんのでここで済ませておきましょう。

不動清水から西岳までは160分、2時間40分の道のり。
しかも西岳山頂まで中々の登りがずっと続きますので覚悟して臨みましょう。

丹沢塔ノ岳のバカ尾根もキツかったですが、こちらは
ずっと樹林帯の中を進むので眺望の開けた場所は山頂まで1箇所
しかなく、ひたすら登り続けます。

8時5分スタート。いきなりの急登から始まります。
登山道は分りやすく道に迷うことはないでしょう。

登山道に雪が雪が現れ始めます。昨日か朝方まで降っていたようで
サラサラの雪♪

進むとデカい岩がゴロつき始めます。
でも雪は凍ってないのでアイゼン無しで進めます。

写真では分かり難いですがかなりの急登。

眺望のないひたすらの登りで、疲労と飽きが。
でも登山道には雪がだんだん増えてきてワクワク!

落葉した樹木は雪をまとい素敵!
蒼い空と樹氷のコントラストがとてもキレイ!

そんな癒しもつかの間。登山道は相変わらずの登り。

えっ、マジでどこまで続くの?って思う程まだまだ急登が続きます。

と突然、ガサガサッ!!

という音に小心物の僕はドキッ!!

えっなにかいる?熊?

振り返ると、樹木の枝が揺れています。

どうやらザックが木の枝にぶつかった音のようでした。

ソロで他の登山者がいないと余計に不安になります。

と、登り始めて○○分。前方が開けています。
この登山道で初めての眺望。

これが凄い!!!
素晴らしい眺望は今までの苦労が報われる瞬間ですね!

振り返ると、北斗市と雪を纏った南アルプス全景!!
来年は是非挑戦してみたいものです。

そして遠くに富士山の影も。
素晴らしいの一言。

直ぐにガスに覆われてしまいましたが、パワー充電は十分。
再び山頂を目指します。

登山道は積雪も増えてきてモフモフ状態。

とまた突然、ガサガサッ!!

という音にドキッ!!

んっ!?首に冷たい感触が。
慣れないものですね。
またザックが木の枝にぶつかっただけ。

一人だとちょっとした事でもビビッてしまいます(笑)

ガスが取れると本当に綺麗。白を青のコントラスト。
これが八ヶ岳ブルーというやつなんですかね。

前方の視界が開け、9時41分西岳到着。
素晴らしい八ヶ岳ブルーが出迎えてくれました。

他の登山者が誰もおらず山頂を独り占め状態。

南アルプス方面や編笠山方面は残念ながらガスって眺望はゼロ。

不動清水の道標では西岳山頂まで2時間40分の行程でしたが、
1時間40分で山頂に到着。

まだ10時前なので編笠山へ行っても十分明るいうちに下山できそうです。

急いだつもりはなかったのですが、編笠山へも行く予定だった
ので休憩をせず登り続けていました。

後に後悔することになろうとはこの時は思ってもいませんでした・・。

持参したスニッカーズも寒さでカチカチ。
気温はマイナス7度でしたが寒い!って程ではありません。

スニッカーズを食べ持参したホット紅茶を飲み

9時50分出発です。

西岳と編笠山とのコルにある青年小屋を目指します。

山と高原地図によると所要時間は60分。

青年小屋への登山道は更に積雪が増えモフモフ状態。
危険個所もなく楽しい登山道。
凍っておらず、岩場でもないのでここもアイゼン無しで進めます。

トレースもないので自分で道を作っていく感覚が新鮮です。
登山道は木々の合間に作られているので、雪があっても
見失うことはありません。

ただ終盤一部山が崩れた箇所がありますがここは要注意です。
そのまま下に降りていってしまいそうですが、
この崩れた箇所を横切ります。

よく見るとピンクマーカーがありました。

ここを抜けると直ぐに青年小屋です。

10時32分青年小屋に到着。
営業は11月上旬で終了しており人の気配はゼロ。
薄暗く冷たく張り詰めた空気、そして風の音しかしな青年小屋。

こんなところに初心者が1人で来ていいものかと不安に駆られてきます。長いは無用と編笠山を目指します。

編笠山方面に進むと目の前には岩の重なったかなり山肌。
そしてかなりの急登です。

一瞬心が折れそうでしたが、時間的な余裕はあったので心を決めます。

しかし登山道がわからない!!

最初のマーカーは見えているのですが、その先が分からない。
雪で隠されてしまっているようです。

しかも他の登山者はおらずトレースがない!!

進みながらマーカーを探していこうと思いましたが、
万が一雪を踏み抜いてしてしまったら・・・

しかもこの時膝に違和感を感じ始めてもいました。

初めての山そして初めての雪山、無理は禁物。

今回は撤退を決意。来た道を戻ることにします。

雲が多めですが時折見せる青い空。
相変わらす八ヶ岳ブルーが綺麗です!!

11時20分再び西岳山頂へ。

山頂には4名程の登山者がいますた。
他の登山者がいると安心しますね。

ここで私もお昼休憩。お昼は定番のインスタントラーメン。
止まっていると寒いのでダウンを着込みます。

行きはガスで全く見えませんでしたが、時折見せるその荒々しい山容。
他の登山者の方に聞いてみたら権現岳のようです。

その方の好きな山の一つのようで、

「カッコいいですよね~」

を連呼されていました。
確かに時折みせる荒々しい山容がカッコいい!!

お昼ご飯を食べながらガスが取れるのを暫く待っていましたが、
残念ながらその全容は見せてくれませんでした。

また来なね~という事なんでしょう。

後ろ髪を引かれながらも12時4分下山開始。

登山道の雪は大夫解けていて岩は濡れ行きより滑り易くなっています。

13時23分不動清水に到着しトイレを済ませ、
13時46分富士高原登山口に到着です。

今回の登山ルート&コースタイム

冨士見高原登山口(7:25)~(9:41)西岳(9:50)~(10:32)青年小屋(10:40)
~(11:20)西岳(12:04)~(13:23)不動清水(13:25)~(13:46)冨士見高原登山口

今回の服装や装備(持ち物)

服装
上:長袖アンダー・Tシャツ・フリース・レインウエア
下:コンプレッションタイツ・中厚ロングパンツ

装備&持ち物
ザック:35Lミレーサーフェイス
レインウエア:(モンベル)
ダウンジャケット:(ユニクロウルトラダウン)
軽アイゼン:
足元カバー:
ヘッドライト:
ストック:
エマージェンシーキット:
手ぬぐい
500m水筒(ホットティー)・水1L・行動食(スニッカーズ・飴)