オリンピック跡地の廃墟化が止まらない!これが光と闇の現実だ!

韓国の平昌では、冬季オリンピックが開催され、2020年にはいよいよ東京で夏季オリンピックが開かれます。

オリンピックの開催は経済効果に寄与するとともに、国威発揚の手段として有効であると考えられていたため、かつては世界各国がぞくぞくとオリンピック招致に名乗りを挙げていました。

しかし、近年は財政や政情の不安から、開催国に立候補する国が少なくなりつつあるようです。

また、オリンピック開催時に建造した施設を、維持・管理できなくなり、オリンピック以後は廃墟のようになってしまったなんてニュースを聞いたことありますよね。

そこで今回は、かつてアスリートが集結し躍動した、各国のオリンピック施設の現状を調査していきます。

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オリンピック会場の廃墟化が止まらない!?

オリンピックは世界最大のスポーツイベント。世界中からアスリートをひとめ見ようと人々が集まり、メディアからも情報が全世界に発信されます。

そのため、開催国は威信をかけて準備を重ねていきます。各種目の会場や選手村といった施設も巨額の資金が投入され建造されるのです。

ところが、オリンピックが終わると、競技会場や選手村の維持費が財政を圧迫する現実が待っています。

また、オリンピックの競技種目が多いこともあり、施設自体が必要なくなってしまうケースも珍しくはないようです。

そんなことから、過去のオリンピック会場の廃墟化がみるみる進んでしまっています。

いくつか例を挙げてみましょう。

記憶に新しい2016年開催のリオデジャネイロオリンピック。開会式・閉会式にも使用されたメイン会場である「エスタジオ・ド・マラカナン」の当時の画像です。
【ここに画像】出典:
http://newspaperon.com/wp-content/uploads/2017/04/2017-04-14T193042Z_1_LYNXMPED3D0S7_RTROPTP_3_BRASIL-CORRUPCION-ESTADIOS.jpg

それがオリンピック終了後には、金属部分の略奪や盗難被害が相次ぎ、今では閉鎖状態。
見るも無残な状態になってしまいました。
【ここに画像】出典:
http://48c72a2ugcxjjhdob2nwy1k1.wpengine.netdna-cdn.com/wp-content/uploads/2017/02/3400.jpg

【ここに画像】出典:
http://livedoor.blogimg.jp/jyouhou83-retrotype/imgs/4/9/49583c5d.jpg

同じくリオデジャネイロオリンピックのメディアセンター。建物が跡形もなく破壊されて完全に廃墟と化しています。
【ここに画像】出典:
http://media.realitatea.md/image/201702/1020x/media_148731319843970200.jpg

次は、2004年アテネオリンピックのベースボールスタジアム。グラウンドには草木が生い茂り、現在はまったく使用されていません。
【ここに画像】出典:
https://i.pinimg.com/736x/3d/d8/0a/3dd80a51753db636589fcccf6716bffa–olympic-baseball-olympic-village.jpg

1984年冬季オリンピックが開催された旧ユーゴスラビアのサラエボ。内戦の影響もあり、ほとんどのオリンピック施設は廃墟となっています。画像はボブスレーのコース。落書きだらけで不気味ささえ感じてしまいます。
【ここに画像】出典:
http://www.kiosktoday.com/wp-content/uploads/2015/09/sarajevo-84-winter-olympics-abandoned-bobsleigh-luge-track-bosnia-herzegovina-11.jpg

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オリンピック跡地利用が上手くいっている会場

会期終了後に、関係施設が廃墟となってしまった会場がある一方、跡地を上手に利用している都市も存在します。

近代オリンピックで最も成功した例として真っ先に挙げられるのが、1992年開催のバルセロナオリンピック。

1986年の国際オリンピック委員会で正式に開催国に選出されたのちは、「無駄なものは作らない、すぐ市民が使えるものを」というコンセプトのもと、スポーツ施設より都市整備に対し資金を投入したそうです。

その結果、オリンピック終了後の現在も、競技場や関係者の宿舎は資金難に陥ることなく維持され、使われ続けているとのことです。

バルセロナオリンピックのメイン会場は、競技場としての役割は終えていて、現在は観光名所として開放されています。

入場は無料とのことなので、オリンピックが財政的に成功したということが伺い知れます。
【ここに画像】出典:
http://i0.wp.com/kamimura.com/wp-content/uploads/2015/05/IMG_5760-001-2.jpg?resize=620%2C466

【ここに画像】出典:
http://i1.wp.com/blog-imgs-75.fc2.com/r/i/b/ribochan/201505150150124a5.jpg?resize=619%2C465

東京や中国会場の今は?

2020年には東京で夏季オリンピックが開催されます。1964年のオリンピックの際にメイン会場だった東京国立競技場は、老朽化と収容人員の関係で取り壊され、新たなスタジアムが建設されつつあります。また、その他の競技会場や選手村などの施設も急ピッチで建設が進められている状態です。

当初の予算をはるかにオーバーする2020年の東京オリンピック。多額の税金を投入した設備が廃墟にならないよう、東京都民はもちろん、国民全体で見守っていく必要がありそうです。

経済成長著しい中国は、2022年に北京で冬季オリンピックを開催します。氷上競技は北京市内の屋内リンクで主に行われるため、大きな障害はないと考えられていますが、問題は雪上競技です。

雪上競技は、北京市に隣接する、河北省北西部の張家口市で行われる予定ですが、深刻な雪不足に悩まされているとのことです。そのため、人口雪を大量に使って競技場を整える準備を進めているようです。

オリンピックが終われば、人工雪を使ったジャンプ施設などは使用頻度が極端に少なくなることが予想され、今から廃墟化が心配されています。

最後に

2020年東京オリンピックの成功に向けて国民の気運は高まりつつあります。しかし、同時に忘れてはならないのが終了後の会場の使い道です。

多額の税金が投入された会場が廃墟になるのは当然大問題。

ですがそれ以上に、世界のトップアスリートたちが素晴らしいパフォーマンスを見せてくれた会場が廃れていく様は絶対に見たくないものです。

そんな大切な施設を将来に渡って長く維持するには、国民一人一人の、大切な会場を守っていくという強い意志こそが重要になってくるのかもしれません。