ラグビーワールドカップ南アフリカ戦で歴史的勝利をおさめ、一躍注目を集めたラグビー日本代表。
大会終了後、選手たちはテレビ番組、CMなどに引っ張りだこでしたよね。
そんな日本のラグビー選手っていくら稼いでいるのか気になり調べてみたところ、海外の選手の年収と大きな開きが!
ここでは、日本と海外のラガーマンの年収事情を徹底リサーチ!
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海外のラガーマンの年収って?
海外のラガーマンはどのくらいの年収を得ているのでしょうか?引退した選手も含めて、ランキング形式でご紹介しましょう。
第3位:リッチー・マコウ(元ニュージーランドオールブラックスの主将)
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生年月日 :1980年12月31日
出身地 :ニュージーランド ノースオタゴ地方オアマル
身長 :188㎝
体重 :108㎏
ポジション:フランカー、ナンバーエイト
代表キャップ数は、ラグビーユニオン史上最多の148。オールブラックスのメンバーの中でも、過去最高の第三列と称されています。
もちろん年俸も他の選手とはけた違い。2011年~2012年シーズンの年俸は、推定で3億8,500万円と言われていました。
2015年に現役を引退するも、その年、ニュージーランド最高の勲章であるニュージーランド勲章を受章するなど、まさにニュージーランドが誇るスーパースターです。
第2位:ダニエル・カーター(元ニュージーランドオールブラックス)
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生年月日 :1982年3月5日
出身地 :ニュージーランド サウス・ブリッジ
身長 :178㎝
体重 :96㎏
ポジション:スタンドオフ
2010年に、それまでのテストマッチ個人通算ポイント最多記録を塗り替えた、世界No.1のポイントゲッター。
ワールドラグビーの年間最優秀選手に3回選出されるなど、不世出のスタンドオフと称されています。
2015年のワールドカップ後にオールブラックスからは引退を表明し、フランスチームへ移籍。
このときの年俸が、なんと5億4,000万円とも言われています。
現在は日本のトップリーグ、神戸製鋼コベルコスティーラーズに所属。
年俸は明らかにされていませんが、元オールブラックスのスーパースターということを考えれば、1億円近い金額の契約でも不思議ではありません。
第1位:故ジョナ・タリ・ロムー
(オールブラックスで大活躍しましたが、2015年、突然の訃報は世界のラグビーファンを悲しませました。)
引用:http://news.ugo.co.ug/wp-content/uploads/2015/11/jonah_lomu-582×388.jpg
生年月日 :1975年5月12日
出身地 :ニュージーランド オークランド
身長 :196㎝
体重 :119㎏
ポジション:ウィング
生前は「暴走機関車」の異名を持つほどの破壊力でトライを量産したロムー選手。
120kg近い体重がありながらも、100mを10秒5で走ることから、ロムー選手がボールを持つとタックルで止めるのはほぼ不可能。稀代のトライゲッターとして、その名をとどろかせました。
年俸も当然破格!日本円に換算すると、6億5,000万円での契約と報道されていました。
ロムー選手が亡くなってから2年以上が経ちますが、それ以降、彼より大きな金額で契約した選手はおそらく存在しません。
プレーも年俸も規格外の選手だったと言えるでしょう。
日本のラガーマンの年収って?
一方、日本のラガーマンの年収はどのくらいなんでしょうか?こちらもランキングで発表しましょう!
第3位:田中史朗(たなか ふみあき)
日本代表不動のスクラムハーフ
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南半球最高峰のラグビーリーグ、スーパーラグビーに、日本人として初参戦した選手。
ニュージーランドのプロチームであるハイランダーズに4シーズン所属していたことから、年収も他の日本人選手よりはかなり多いことが予想されます。
金額は明らかにされていませんが、一説によると、田中史朗選手のハイランダーズでの年俸は約1,500万円だったとのこと。
田中史朗選手は、スーパーラグビーに参戦しながらパナソニックワイルドナイツにも所属していたので、最高年収は2,000万円くらいだったのではないかと考えられます。
第2位:山田章仁(やまだ あきひと)日本代表が誇るスピードスター
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日本ではまだまだ数少ない、日本のチームとプロ契約を結んでいる選手のひとりである山田章仁選手。
現在はパナソニックワイルドナイツに所属しています。
そのパナソニックワイルドナイツは2017年~2018年シーズントップリーグで準優勝。
山田章仁選手は、最多トライゲッターとなり、さらにはベスト15にも選出されました。
山田章仁選手のトリッキーなプレーや強烈なタックルは多くのファンを魅了。
そんな山田章仁選手の年収は?こちらも明らかにはされていませんが、スポンサー契約やメディア出演も多いことから、おそらく3,000万円ほどではないかと噂されています。
特に、2016年春夏シーズンのアンダーアーマーとのスポンサー契約は、大きな話題となりましたね。
さぁ、お待ちかね、日本人選手の第1位は、もちろんこの人、
第1位:五郎丸歩(ごろうまる あゆむ)
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説明するまでもなく、現在の日本ラグビー界で最も有名な選手。特に2015年ラグビーワールドカップ後の五郎丸フィーバーは、凄まじいものがありましたね。
連日のテレビ出演、新聞・雑誌インタビューなど、五郎丸歩選手を見ない日はないといっていいほどでした。
CM主演も相次ぎました。アサヒビール、ニチレイ、ロッテなど、大手企業がこぞって五郎丸歩選手を起用。
CMの契約料は、総額で2,000万円以上との噂も。
また、五郎丸歩選手はワールドカップ後、スーパーラグビーに参戦しオーストラリアのチームであるレッズのプロ選手となりました。
2016年にはフランスのRCトゥーロンに移籍しています。
驚きなのが、このRCトゥーロンの年俸で、なんと1億9,000万円!
プロチームの年俸にCM契約料などを含めると、2016年の年収は2億円以上あったと予想されます。
日本人選手では間違いなくNo.1ですね!
管理人のあとがき
日本のラグビーは、アマチュアリズムの精神を大切にしてきたスポーツです。
世界のラグビー界にプロ化の波が押し寄せ始めた際にも、日本にはプロ化に反対するラグビー関係者、ファンが大勢存在しました。
その思想が今でも残っているのは確かでしょう。そのため、現在も日本のラグビー界にはプロの選手はほとんど存在しません。
世界の強豪チームのメンバーはプロ選手です。当然億単位の年収を稼ぎ出す選手もいます。一方、日本のラグビー界を支えているのは社会人チームで、選手もサラリーマンです。年収も一般サラリーマンとほぼ変わりません。
この差が選手全体の年収に大きく影響を与えています。
日本のラグビー界が2019年開催のワールドカップに向けてプロ化を前進させない限り、世界との年収の差はますます広がっていきそうです。