バイアスロンとは?ルールや見どころを解説!

2018年2月から韓国で開催される冬季平昌オリンピック。
15競技102種目行われますが、その中に日本では馴染みの薄い、銃を使う競技があることをご存知でしょうか?

その名も「バイアスロン」です!

今回はこのバイアスロンについてルールや見どころを徹底解説していきたいと思います!
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バイアスロンとは?

まずバイアスロンの語源ですが、これは二種競技を意味するそうで、二つを意味する「bi/バイ」と、競技を意味する「athlon/アスロン」を組み合わせて「バイアスロン」となります。

その二種競技というのが、

『クロスカントリースキー』+『ライフル射撃』

バイアスロンは国際スキー連盟には属しておらず、オーストリアに本部を置く国際バイアスロン連合という独自の組織を備えているそうです。

元々は冬に銃で狩猟を行う技術を応用して森林警備へ転換させ、18世紀後半にスウェーデンとノルウェーの軍人が競技として行ったのが始まりということです。

現在の競技種目は7種あります。

個人(インディヴィデュアル)
個人追い抜き(パシュート)
短距離(スプリント)
リレー
マススタート(一斉スタート)
ミックスリレー(男女混合)
・スーパースプリントクオリフィケーションファイナル

このバイアスロンはライフル銃を使うことが特徴で、世界的に見てもやはりその競技者は警察官や軍人が多数を占めるそうです。日本の競技者も自衛官が大多数を占めているのが現状です。
これは技術だけの問題ではなく、銃刀法の問題もあるそうです。

ルールでは、転倒などで銃が壊れた場合に使う予備銃を射撃場内に置くことがあるそうですが、銃刀法では予備銃の規定が明記されておらず、銃は所持者自身が保管、監視しなければならないので、自分の予備銃を置き場に残してレースに出るのは不可能なようです。

一方、北欧諸国では競技者には民間人も多く、シーズンになると毎週のように大会が開催されているほど人気が高く、環境も整っているそうです。



バイアスロンのルール簡単解説!

各バイアスロン競技のルールをまとめてみましたのでご覧ください!

個人(インディビデュアル)

・各選手は30~60秒毎に時間をずらしてそれぞれスタートします。
・合計20km(女子は15km)の距離を滑走し、その間に合計4回の射撃を行います。
・1回の射撃で5発撃ち、外すとペナルティで1分が加算されます。
・個人では滑走所要タイムとペナルティタイムの総合タイムで競われます。

▼競技方法

男子 走行距離20km(4km×5周)
5km→伏射(5発)→5km→立射(5発)→5km→伏射(5発)→5km→立射(5発)→5km
女子 走行距離15km(3km×5周)
3km→伏射(5発)→3km→立射(5発)→3km→伏射(5発)→3km→立射(5発)→3km
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スプリント(短距離)

選手は30~60秒間隔で、1人ずつスタート。合計10km(女子は7.5km)の距離を滑走し、その間に合計2回の射撃を行います。外した数1発につき150mの滑走がペナルティとしてプラスされます。
スプリントでは、滑走所要タイムで順位が決定されます。

▼競技方法

男子 走行距離10km(3.3km×3周)
約3.3km→伏射(5発)→約3.3km→立射(5発)→約3.3km
女子 走行距離7.5km(2.5km×3周)
2.5km→伏射(5発)→2.5km→立射(5発)→2.5km
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パシュート(個人追い抜き)

パシュートのスタート順は箱根駅伝のようで、前もって行われたスプリントタイム差によってスタート順が決まります。
合計12.5km(女子10km)を滑走し、その間に合計4回の射撃を行います。
1発外すたびにペナルティとして150mの滑走がプラスされます。
パシュートではフィニッシュした着順で勝敗が決まります。

▼競技方法

男子 走行距離12.5km(2.5km×5周)
2.5km→伏射(5発)→2.5km→伏射(5発)→2.5km→立射(5発)→2.5km→立射(5発)→
2.5km
女子 走行距離10km(2km×5周)
2km→伏射(5発)→2km→伏射(5発)→2km→立射(5発)→2km→立射(5発)→2km

マススタート(一斉スタート)

全選手が一斉にスタートし、合計15km(女子12.5km)を滑走し、その間に合計4回の射撃を行います。
1発外すたびに150mの滑走がペナルティとしてプラスされます。マススタートでは、フィニッシュした着順で勝敗が決まります。

▼競技方法

男子 走行距離 15km(3km×5周)
3km→伏射(5発)→3km→伏射(5発)→3km→立射(5発)→3km→立射(5発)→3km
女子 走行距離 12.5km(2.5km×5周)
2.5km→伏射(5発)→2.5km→伏射(5発)→2.5km→立射(5発)→2.5km→立射(5発)→
2.5km

リレー

各チーム4人の選手で編成されます。
各チームの最初の選手が同時にスタート。
伏射と立射をそれぞれ1回ずつ行います。また、それぞれの射撃で5つの標的に対し5発の弾を発射します。5発で標的を全て当てられなかった場合は予備弾が3発まで認めら、予備弾でも外した場合は、残った標的の数だけペナルティが課されます。フィニッシュした着順で勝敗が決定します。

▼競技方法

男子 走行距離 7.5km(2.5km×3周)×4人
第1走者2.5km→伏射(5発+予備弾3発)→2.5km→立射(5発+予備弾3発)→2.5km→
次の走者へ
女子 走行距離 6km(2km×3周)×4人
第1走者2km→伏射(5発+予備弾3発)→2km→立射(5発+予備弾3発)→2km→次の走者へ

ミックスリレー(男女混合)

基本ルールはリレーと同じですが、チームが男子2人女子2人で編成されます。
フィニッシュした着順で勝敗が決定。

▼競技方法

走行距離 7.5km(2.5km×3周)×2人+6km(2km×3周)×2人
第1、 第2走者(女子)
2km→伏射(射撃5発+予備弾3発)→2km→立射(射撃5発+予備弾3発)→2km→
第3走者から男子
第3、 第4走者(男子)
2.5km→伏射(射撃5発+予備弾3発)→2.5km→立射(射撃5発+予備弾3発)→2.5km→
第4走者フィニッシュ

バイアスロンの見どころはここ!

バイアスロンはスキーで素早く滑走し、呼吸の乱れる中でどのように正確な技術で的を射抜くのかというところが最大のポイントになります。
http://media.gettyimages.com/photos/russia-japans-second-runner-yuki-nakajima-skis-in-the-womens-biathlon-picture-id628828696?s=612×612
スキー滑走した選手の脈拍は1分間に180(一般人通常時60~80)を超えると言われています。

もちろん射撃タイムもカウントされるため、なるべく素早く射撃することも必要です。

つまり、クロスカントリーでも息が上がらない強靭な肉体と、呼吸の乱れにも負けない強い精神力を兼ね備えた選手が勝ち残る競技だと言えます。

バイアスロンの最大の見どころは、この「動」と「静」の組み合わせにあると言えます。

また、他の角度から見るとちょっと違う見どころもあります。
バイアスロンはスキーと射撃とで成り立っていますが、例えば「スキーは特意だが射撃がどうも苦手だ」とか、「スキーはイマイチだが射撃は誰にも負けない」という選手も実際にいるようです。

スキーが特意な選手はスキーで挽回でき、射撃が特意な選手は射撃で挽回でき、どこで大逆転が起こるかわからないという点も見どころにあげていいと思います。

最後に

このように日本ではどちらかというとまだ知名度が低いバイアスロンについて解説してきました。
オリンピック種目というとスピードスケートやジャンプ、夏で言えば100m走やマラソンなどの陸上競技もその殆どが「動」というに相応しい種目ですが、このバイアスロンのようにクロスカントリースキーの「動」とライフル射撃の「静」の両方が一つになった種目は珍しいですよね。

2018年平昌オリンピックでは是非バイアスロンにも注目していきたいと思います!
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