サニブラウンの強さは体格の変化に! 海外の反応や9秒台の可能性は?

サニブラウン

2015年の陸上世界ユース選手権200m決勝で、ウサイン・ボルトが持つ大会記録を破り、一躍日本陸上界期待の星となったサニブラウン・ハキーム選手。

その記録は桐生祥秀が持つ日本高校記録も破り、世界選手権の参加標準記録である20秒50をも上回った結果、日本代表に追加召集されることになりました。

そんなサニブラウンは高校卒業目前で海外へ武者修行に出ます。

その武者修行から帰国したサニブラウンは、2017年6月の日本選手権でいきなり100m・200mで2冠を達成することになります。

「サニブラウンは何故海外へ武者修行に出たのか!?」

「サニブラウンの強さであるその体格の変化とは!?」

「サニブラウンの9秒台の可能性は?」

などなど気になりませんか?それぞれ調べてみました!





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サニブラウンのプロフィールや経歴

名 前  :サニブラウン・アブデル・ハキーム
生年月日 :1999年3月6日生まれ
出身地  :福岡県
身 長  :188cm
体 重  :74kg

自己ベスト
100m 10.05 日本選手権(2017年6月)
200m 20.32 日本選手権(2017年6月)

 
サッカーが趣味のガーナ人の父と、元インターハイ陸上選手の母との間に生まれたサニブラウンは、城西中学校から本格的に陸上を始めます。

城西大付属高校に入学してからは、身長180cm以上という恵まれた体格から繰り出される大きなストライドを武器にぐんぐんと記録を伸ばしていきます。

2015年には2020年東京五輪に向けた日本陸上競技連盟の選手育成プロジェクトである「ダイヤモンド・アスリート」にも選ばれています。

同じ年にコロンビアで開催された世界ユース選手権の100m、200mでは大会記録で2冠を達成、同年の中国で開催された世界陸上競技選手権大会には日本代表に選出されます。

数々の記録を残した2015年は、国際陸上競技連盟年間表彰で新人賞を受賞することになります。

リオ五輪を目指した2016年は左太ももの肉離れを発症してしまい、暫くの間は試合に出場することはできませんでしたが、

2017年1月から海外へ短期留学をし、帰国後の全日本選手権で<100m:10.06>、<200m:20.32>で共に自己ベスト更新で2冠を達成。

2017年世界陸上代表内定。

アメリカ留学で更に強く!体格に明らかな変化が!

順風満帆だった2015年でしたが、その期待に応えるべく2016年は肉離れという怪我に悩まされ、その年はほぼ棒にふることになりました。

そしてサニブラウンはこの悔しさを、数々のメダリストを輩出してきた『レナ・レイダー』コーチに託すため、アメリカはフロリダへ旅立ちます。

レイダーコーチは事前にサニブラウンのビデオを見ていたので、その修正すべきポイントは既に把握してようです。

そのポイントとは、「走る際の首のブレ、足首のブレ、上半身と下半身のバランスの悪さ、スタートダッシュの遅さ」をあげています。

それぞれのポイントに対してのトレーニング方法
・首、足首のブレはプール歩行や、裸足で砂の上を歩くという体幹を鍛えるトレーニング
・上半身と下半身のバランスの悪さについては上半身の筋力トレーニング
・スタートダッシュは、スタートの音を聞かずに感じる事、そして3歩目までをさばいていくというイメージトレーニング

さらに、リオ五輪200m4位のアダム・ジェミリ(英国)、同5位のチュランディ・マルティナ(オランダ)、リオ五輪三段跳の金メダリスト、クリスチャン・テイラー(米国)らと汗を流したそうです。

こうしてサニブラウンの細かった身体はより筋肉質になり、苦手だったスタートダッシュも加速が早まり、後半では軸がブレることなく、腿も上がり失速することのないアスリート体系を得ることに成功したわけです。
サニブラウン
帰国したサニブラウンの胸や腕、肩や腿の筋肉は明らかにアップしていることがわかりますね!




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全日本選手権2017で2冠達成!

サニブラウンはアメリカ留学で自分の弱点を克服し、覚醒したと言っても過言ではありません。

では何故彼はアメリカ留学を選んだのか?

それが2016年の左太ももの肉離れにあります。

怪我をしたことにより、人と同じことをやっていても意味がない、悔しさを晴らすという事が根本にあります。

怪我をしたことで身体のバランスを意識し、体幹強化に取り組んだり、弱点を客観的な目で専門家に判断してもらったり、これらを人と違うやりかた、海外のトップレベルで行うことにより克服する道を選んだわけです。

こうして覚醒したサニブラウンは2017年6月の第101回全日本選手権に挑むことになります。

男子100m決勝ではスタートダッシュに成功し、そのまま加速は早く、軸も安定した走りをみせ10.05のコースレコードで初優勝を飾り、世界選手権代表に内定しました。
サニブラウン
2位は多田修平(10.16)、3位はケンブリッジ飛鳥(10.18)、4位には桐生祥秀(10.26)と強豪揃いの激戦を制しました。

当時は雨が降っており、雨が降っていなければ9秒台が出たのではないか?とも言われており夢が広がりますね~

そして男子200m決勝も20.32の自己ベストで優勝し、2冠達成ということになりました。

この2冠達成は2003年の末続慎吾以来の快挙!

サニブラウンは全日本選手権2冠の要因を次のように話しています

「今年からウエイトトレーニングを始めて、体幹がしっかりしたことで、上半身が横ブレしなくなった。これにより、推進力が上がったのが大きいですね。これまでのレースはしっかりと調整をしていたわけではありません。

8月の世界選手権にピークを合わせているので、4~5月のレースではあまり速くなかったですけど、焦らずにここまで来られたことも大きな理由です。

ただし、日本選手権で10秒0台を出したところでまったく意味がない。世界選手権ではこれより良い記録で走れるようにしていきたいです」

9秒台はただの通過点と捉えており、志の高さが伺えますね!

サニブラウン9秒台の可能性は?海外の反応も!

日本人初の9秒台に期待が高まりますが、可能性はどの位あるのでしょうか?海外の反応など調べてみますと、

モナコ=共同通信は、次のように報道しています。

国際陸連は26日、2015年の年間表彰で新人賞に当たる「ライジングスター・アワード」に、16歳のサニブラウン・ハキーム(東京・城西高)を選んだと発表した。日本選手の受賞は初めて

イングランドの衛星放送「スカイ・スポーツ」は、2016年に4年後の100メートル走の金メダル候補5人を挙げる特集を組み、

「左太ももの故障でリオ五輪を欠場した17歳のサニブラウン・ハキーム(城西高)を選出した。エキサイティングな10代は太ももの故障により、オリンピックで強烈なスピードを披露するチャンスを失ったが、東京では開催国のヒーローの1人に浮上するだろう」

と報じています。最上級の可能性をかんじているんですね!

恵まれた体格から繰り出されるストライド、アメリカ留学で得たスタートダッシュのメンタル、ブレない走り、筋力トレーニングで得た早いピッチ、そして何よりレースを楽しむ余裕が感じられる今、

9秒台はすぐそこにある!!

といっていいでしょう。

最後に

サニブラウンの9秒台の可能性について「出るときには出ると思います」と答えた言葉がすごく印象に残ります。

それは「焦るなよ、待ってろよ」という自信にも受け取れます。

ケンブリッジ飛鳥、桐生祥秀、多田修平と日本陸上界の短距離タレントは豊富といえます。

そんな中でも怪我で焦らず、逆にその怪我を好機と捉えて今自分にできることを冷静に考え、道を選べる余裕すら感じられ、そのメンタリティは素晴らしいものを持っています。

静かに爪を研ぎ澄ませ準備をし、ここぞというところで実力を発揮できる、サニブラウンは若干18歳ながらその中身は既にプロフェッショナルといえるでしょう。

9秒台はもうすぐそこまで来ているかもしれません。




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