2017年4月に行われた日本選手権水泳競技大会兼世界選手権代表選考会の女子400m個人メドレーで、
それまでの日本記録を3秒24も短縮する4分31秒42の驚異的な日本新記録で優勝した大橋悠依(おおはし ゆい)選手。
ここでは、女優の竹内結子さんに似ていると言われ、男性に大人気の競泳界のニューヒロイン、大橋悠依選手の飛躍の秘密、強さの秘密に迫ってみました!!
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大橋悠依のプロフィールや経歴まとめ
大橋悠依選手のプロフィールはこちら!
身 長 :173cm
体 重 :55kg
生年月日 :1995年10月18日
血液型 :B型
出身地 :滋賀県彦根市
ニックネーム:ゆいぽん、マジョリーナ
好きな芸能人:大野智(嵐)、斎藤工、AAA
大橋悠依選手は6歳位から、お姉さんの影響でスイミングスクールに通っていたそうです。
中学校は、彦根市立東中学校に進学。3年生のとき、ジュニアオリンピック女子200m個人メドレーで優勝しています。
当時から個人メドレーは得意種目だったことがうかがえますね。
高校は滋賀県立草津東高等学校に進みました。
高校1年の山口国体では、少年女子B100m背泳ぎで3位、少年女子B200m個人メドレーでは4位になっています。
高校2年の岐阜国体では、少年女子A200m背泳ぎで8位、少年女子A400m個人メドレーで6位、高校3年の東京国体では、少年女子A400m個人メドレーで5位と、3年間いずれの国体でも優秀な成績を残しました。
また、大橋悠依選手が打ち立てたタイムも、滋賀県の水泳記録として、いまだ破られていないものも数多く、いかに秀でた選手であったのかが分かりますね!
この才能にほれ込み声をかけたのが、数々のトップアスリートを育ててきた東洋大学水泳部の平井伯昌監督でした。
重度の貧血を克服し性格も前向きに好転!
平井伯昌監督に誘われ、大橋悠依選手は東洋大学に入学しました。期待に応えるべく、1年生の日本学生選手権水泳競技大会では、個人種目ですべて決勝に進出、リレーのメンバーにも選出されました。
ところが、2年生に進級する頃、大橋悠依選手の体に異変が生じました。原因不明の体調不良が続き、思うような泳ぎができず、「水泳なんかやめる」とまで部内で言い放ったそうです。
精密検査の結果は重度の貧血。病院で処方された薬と、アサリなど鉄分を多く含む食事を摂ることで、次第に体調は回復し、練習にも身が入るようになったとのことです。
このころには、水泳が楽しいと感じたそうで、病の克服と同時に、もともとの内気でナイーブな性格も前向きな明るい性格に変わっていったようです。
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大橋悠依が日本新記録樹立!
極度の貧血を克服してからは、好調を維持し続けた大橋悠依選手。
そして迎えたのが2017年4月の日本選手権水泳競技大会兼世界選手権代表選考会。
大会2日目の女子400m個人メドレー決勝に出場した大橋悠依選手は、前半は日本記録を2秒以上も上回る好タイムで折り返しました。
後半もスピードは落ちることなく、なんと、従来の記録を3秒24も更新する4分31秒42の日本新記録を樹立しました!
まさに、このとき競泳界にニューヒロインが誕生したのです!!
大橋悠依の泳ぎの魅力はここ!
【ここに画像】参照:
大橋悠依選手の泳ぎの魅力は、何といっても、水をきっちり捉えることができる長い手足を使った、ダイナミックでゆったりとしたテンポのストローク。
東洋大学の平井伯昌監督が、初めて大橋悠依選手の泳ぎを見て才能に魅了されたのは、2012年のジャパンオープンだったそうです。
「2バック(200メートル背泳ぎ)をすごくゆったりと泳いでいて素質がありそうだなと思った」と後に平井伯昌監督は語っています。
そして、大橋悠依選手のもうひとつの魅力でもあり武器でもあるのが、アップキックという泳法。水を足で蹴り下げるダウンキックが競泳界の主流派ですが、大橋悠依選手は足で水を蹴り上げるアップキックで泳ぎます。
大橋悠依選手は細い体の筋力アップを図るため、ハードなトレーニングを続けてきたので、上半身が強化され、アップキックとの相乗効果で圧倒的なスピードを手に入れたのです。
最後に
一度は、水泳を辞めたいとまで悩んでいた大橋悠依選手でしたが、努力の積み重ねで日本一まで駆け上がりました。
中高生選手が活躍する水泳界では、大学4年生で初めて世界選手権に出場するのは、とても珍しいケースとのこと。
遅咲きのニューヒロイン、大橋悠依選手のこれからの活躍に大いに期待しましょう!!
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